シリコンバレーロックダウン後日記

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

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2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

死亡者数のトリック(オレンジティア)

ロイターの最新のデータによれば10月30日の米国の一日の新規感染者は10万人を超えたらしい。とうとう、桁があがってしまった。ほんの数週間前までは7万人なんて信じられないといっていたところなのに、あっという間に10万人を突破した。ウィルス感染は指数関…

ワクチン開発は遅れているのか?(オレンジティア)

一ヶ月半ほど前に、現大統領がワクチンの配布の準備を11月1日をターゲットにすすめるようにと州政府に連絡したために、ワクチンの信頼性が下がったことについて書いたのが「ワクチンと米国の失敗 」なのだが、この中の2つのトピックのどちらについても続報と…

規制緩和が進んだけれど上昇傾向(オレンジティア)

昨日の火曜日はカリフォルニア州のティア成績発表会の日だった。私が勝手に名付けているティア成績発表会については、「シリコンバレーのオレンジティアおめでとう!とりあえず!」を参照してもらいたい。 さて、毎週火曜日に、過去2週間の新規感染者数の割…

ビタミンD (オレンジティア)

未だパンデミックの原因となっているウィルスに特効薬はない。重症患者の症状を改善する可能性があるとか、回復期間を短縮する可能性があるという薬が、いくつか出てきてはいるが、某国で認証された薬がWHOによって効果が承認されなかったりするので、世界中…

自粛疲れ (オレンジティア)

とても身に覚えがある記事を読んだ。自粛疲れについてだ。 現在、米国もヨーロッパも、秋の深まりにつれて感染者数と入院者数が右肩上がりで増え続けていて、再ロックダウンの懸念が心配されているわけだが、その原因の一部は自粛疲れにあるという。 自粛疲…

いわしと選挙とホーンテッドハウス(オレンジティア)

2日前の今頃、「はずれてほしい予感」で書いた予感は残念ながら当たってしまったようで、カリフォルニアの新規感染者数も感染率もはっきり目に見える形で上昇傾向だ。来週には、郡や州から各自の感染に対する防御壁を引き締めるようお達しがあると思う。それ…

はずれてほしい予感(オレンジティア)

なんか嫌な予感がする。カリフォルニアの感染者数が上昇傾向に切り替わった気がする。 といっても、まだなにもはっきりはしていない。単なる私の気のせいかもしれない。なにしろ新規感染者数というのは病院からの報告のタイミングに左右されるために。5日以…

相互連帯コミュニティ(オレンジティア)

シリコンバレーよりもちょっと北のマリーン郡の話だ。 マリーン郡も他の北カリフォルニアの郡の例にもれず、9月から徐々に新規感染者を減らしてきたために、つい最近になってマスク着用や人数制限やソーシャルディスタンスを守る条件で、学校の一部の再開が…

お化け屋敷をドライブスルー(オレンジティア)

米国で一番大切な行事と言ったらクリスマスなのかもしれないが、一番好きな行事ときかれるとハロウィーンと答える人は相当多い。ハロウィーンは、休日でもなんでもないが、この日だけは大人も子供も無礼講はしゃいでもよいし、平日の夜に小さな子供がキャン…

ヨーロッパも第二波(オレンジティア)

ヨーロッパの新規感染者の伸び数がすごいことになっている。4月の第一波を遥かに超える新規感染者数をヨーロッパ各国が出している。1日の平均感染者数はヨーロッパ全体で合計すると8万8千人というのだからすごい。ただし、第一波に比べて死亡率は相当低く…

Zoom タウンに住みたい!(オレンジティア)

新しい造語を知った。その名も Zoom タウン。 米国の有名企業名は頻繁に動詞化や形容詞化をとげる。代表的なのは Google するだが、Zoom もパンデミックにより一挙にその活用法を増やした有名固有名詞だ。今や米国では、仕事も学校もイベントも Zoom なしで…

大学の学費闘争(オレンジティア)

なんとも割り切れない記事を読んだ。パンデミックが原因で発生した大学と学生の訴訟問題に関する記事だ。 米国の大学の学費は高い。公立でも私立でもびっくりするほど高い。カリフォルニアの州立大学の場合、一年間の授業費と教科書代だけでも1万5千ドルぐら…

集団免疫論についてちょっとだけ考えてみた(オレンジティア)

スウェーデンがほかのヨーロッパ各国と違う独自路線で集団免疫を獲得するという作戦でパンデミックを乗り越えようとしているのは数ヶ月前から定期的にニュースになっているが、ここ数日米国では再び注目されている。それというのも、8月後半から、連邦政府の…

懲りない人々とホリデーシーズン(オレンジティア)

米国の感染拡大がすごいスピードで広がっている。ちょっと前まで、4万人だった一日の新規感染者は5万人を超えた。特に中央の北部の拡大状況がひどく、1日の新規感染者数がこれまでの最高値に達している州がいくつもある。 前述のバーモントやカリフォルニ…

バーモントを見習え(オレンジティア)

カリフォルニアに住んでいるとどうしてもカリフォルニア中心の視点で見てしまうのだけれども、実はよりお手本となるべき感染抑制体制を達成している州が米国にもいくつかある。日本では某カレーの名前によって誰もが知っているバーモント州もその一つだ。 バ…

バーモントを見習え(オレンジティア)

カリフォルニアに住んでいるとどうしてもカリフォルニア中心の視点で見てしまうのだけれども、実はよりお手本となるべき感染抑制体制を達成している州が米国にもいくつかある。日本では某カレーの名前によって誰もが知っているバーモント州もその一つだ。 バ…

シリコンバレーのオレンジティアおめでとう!とりあえず!(オレンジティア)

今日は火曜日、カリフォルニアのティア成績発表会の日だった。 ニューサム州知事はほぼ毎日記者会見をするのだが、火曜日の会見は、住民にもビジネスにも注目されている。なぜなら、毎週火曜日は、各郡の過去2週間の新規感染者数と陽性率のデータを基に、よ…

シリコンバレーはティア3に昇格するのか?(ティア2)

今日はやばかった。仕事が。 あまりにゴタゴタが過ぎたので、もう今日はなんにもしないで寝ようと思ったけれど、やっぱりなんか書いとこ、とブログを開いたのだが、難しいニュースサイトを読む気力が残っていないので、まあ、私の今日の注目だけにさらっと触…

今のところティアシステムは働いているようだ(ティア2)

7月下旬から8月にかけてのピーク以来、減り続けていた米国の新規感染者がまた増えだした。残念なことだ。最初は短期間のデータのぶれかなと思っていたけれど、残念ながら米国の感染状況は再び右肩上がりになるらしい。 今回の感染拡大は中央平原がその舞台だ…

感染対策の行方を決定する選挙(ティア2)

トランプ大統領がウィルスに感染する前から、パンデミック対策は大統領選挙の重大な論点の一つだった。しかし、彼がウィルスに感染し、入院し、回復した今、ウィルス対策はこれまでよりも更に重要な論点となった。この選挙の結果は米国民が、今回のウィルス…

感染対策の行方を決定する選挙(ティア2)

トランプ大統領がウィルスに感染する前から、パンデミック対策は大統領選挙の重大な論点の一つだった。しかし、彼がウィルスに感染し、入院し、回復した今、ウィルス対策はこれまでよりも更に重要な論点となった。この選挙の結果は米国民が、今回のウィルス…

ロックダウンが命を奪う(ティア2)

ウェブのニュースを見ていると、合間にいろいろな広告が入るのだが、公共広告も多く、最近多いもののひとつに「具合が悪くなったら、病院に行くのが一番安全です」というものがある。あたり前のような気がする。それも、Covidにかかったら病院に行きましょう…

広がる感染と広がらない感染(ティア2)

今日もまた1人、ホワイトハウスの大統領補佐官の感染が発表された。報道によると、彼はホワイトハウスの感染が判明してから5日間自主隔離をして、毎日感染テストを受けていた。昨日までは毎日ネガティブだったのに、今日ポジティブがでたという。彼が自主隔…

ホワイトハウスに広がる不安(ティア2)

今や米国の人たちは誰もが不安を抱えているような気がする。収束しない感染だったり、失業だったり、学校閉鎖だったり、山火事だったり、ハリケーンだったり、不安な原因が尽きない米国で、今、人々を一番不安にさせいるのはホワイトハウスの状態だ。 大統領…

ホワイトハウスのクラスタ(ティア2)

大統領の感染ニュースの続報だが、まず彼自身は現在、軍の病院にある大統領執務室に移動し隔離されている。「ついに大統領感染(ティア2)」を書いた時点、つまりカリフォルニア時間で木曜日の深夜の段階では、大統領は無症状だという報道だったのだが、実…

インドの調査でわかったこと(ティア2)

「最大規模の調査を可能にした国はインド!」で書いた、66万人を対象にしたコンタクトトレース調査のデータにより、今後の感染対策に役に立ついくつかの調査結果が出ていたので記載する。 まず、スーパースプレッダーについてだ。今回のウィルスで特徴的なの…

ついに大統領感染(ティア2)

今日は、インドで行われた大規模調査の結果から判明した新しい事実について書くつもりだった。ほんの4時間前までは。 でも、今日はやっぱりこれを書かなくては行けないような気がするので、インドの大規模調査の興味深いデータは明日に繰りこすことにする。 …

最大規模の調査を可能にした国はインド!!(ティア2)

パンデミック史上最大規模の66万人を対象にした調査結果が発表され、これまでよりもさらに詳細なウィルスの性格が判明してきた。この貴重な調査を実現するには、66万人に対する広範囲のコンタクトトレースと感染テストの迅速な結果が必要だが、これを実現し…

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