シリコンバレーロックダウン後日記

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

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FDA承認後にアストラゼネカを提供・ファイザー2回目接種

昨日書いた米国が使わずにストックしているアストラゼネカについてだが、今日その6千万ショットを世界に提供することになった。そんなに持っていたのか!というのが正直な感想だ。

提供は予想どおりFDAの認可を待ってからだという。当然だ。昨日も書いたようにFDAが安全だと認定する前に、認定したワクチンは出さず、認定されていないワクチンだけを提供するとなると、いらぬ誤解や曲解を招くは必須だ。1日でも早く承認を出して、最も必要とする人たちの元にアストラゼネカを届けることができればよいと思う。

昨日も書いたがインドの現状は非常に厳しい。その厳しさは、現在の悲惨な感染拡大状況が、実はまだピークではないのではないかと考えられている点だ。すでに医療崩壊が発生しているのに、今後も感染者が増えると予想している専門家が多数いる。現地の病院では、酸素が予定通りに届かない事象も発生、吸入できる酸素が届かずに苦しんで亡くなる患者が出ているという。

また、インドの犠牲者には若者や子供も多い。これは、インドで新しい変異株が生まれているからなのか、それともインドが若い国(国民の平均年齢が30歳以下)であるが故に相対的に若者の感染が多くなっているからなのかは、現時点で予想することはできない。だが、実際に若い人々が亡くなっているのは避けようのない事実で、感染病であるが故に、幼い子供が親に泣きつくこともできずに病院で孤独に亡くなっていくという、聞くだけで胸がつまるような話もある。

世界からの早い支援が待たれるところだ。

なんてひどいことになったんだろうとニュースをみていて、驚いたのは、今の時点でも国民10万人に対する新規感染者と死者の数は、インドよりも米国の方が多いという事実を知ったからだ。インドの現状を見ることで、米国エピデミックの感染者と犠牲者数の凄まじさを改めて知ることになる。なぜ、自分の住んでいる国よりも、外の国の事象の方が、その凄さと恐怖を感じるのだろう、と少し不思議な気分になった。

 

実は今日はファイザーの2回目のショットを受けにリーバイススタジアムに行った。早朝の予約だったので空いているのかなと思ったら、1回目のショットに比べて、遥かにたくさんの人々が集まっていた。全ての大人に対する接種が解禁されたからだろう。しかし同時にたくさんの職員や看護師やボランティアが運営を進めていたために、1回目と同様にあっという間に接種が完了した。

副反応はというと、現在接種後14時間ほどたっているが、今のところは1回目と同様、腕が痛いというものだ。腕を上にあげると相当痛いので、上にあるものを取れない。が、今のところそれだけだ。これまでの接種者の話を聞くと具合が悪くなるのは24時間後ぐらいの人が多いので、明日の朝の様子をみたい。

この日記が明日更新されていなかったら熱が出て寝ているんだと思う。以前も書いたのだが、副反応で具合が悪くなった時の正しい対応は、「よし!ワクチン効いてる、効いてる!」とぐったりしながら喜ぶことらしいので、特に心配はしなくてよい。

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