専門家が語る2021年何がいつできるか予想
ファウチ博士を筆頭とする様々な感染症の専門家たちはマスコミにでるたびにいろんな質問をされる。特にワクチン接種が始まってからというもの、来年のいつごろにはどのような生活ができるのかという質問をひきりなしに聞かれている。
それをまとめた記事が出ていたので、ここに抜粋する。これは米国の感染状況とワクチンの分配予想を元に各専門家が語った予想である。
米国の多くの人々がワクチンを接種する → 2021年4月5月6月
ファウチ博士をはじめとする多くの専門家が3月か4月には一般の人々が薬局や医療施設でワクチンの接種ができるようになると考えられている。ただし、子供に対するワクチンのテストは大人のワクチンのテストに遅れて行われているため、子供がワクチンを接種するのは大人に遅れるが、それでも2021年の終わりまでには接種が完了していると予想されている。
以前も書いたように、これらのワクチンは発症を抑えることには非常に効果があることがテスト結果で分かっているが、無症状の感染に関してはテストが行われていないことに注意する必要がある。いずれにせよ、2021の4月から6月の間には、現在の感染状態は抑制されウィルスは制御できる状態になっていると考えられている。
マスクなしで野外で集会やパーティができる → 2021年夏
2021年7月4日の独立記念日には、野外であればパーティをマスクなしでできるのではないかと予想されている。室内で集まりを催す場合はまだマスクが必要だとも言われている。
オフィスに出勤する → 2021年夏以降
米国がワクチンの接種により集団免疫確立に近くなるのは、夏の終わりから秋だといわれている。そのころになれば、雇用主たちは雇用者をオフィスに戻すことができるだろうといわれているが、室内でいる限りマスクは必要であると考えられている。しかし、これはあくまでも雇用主たちが以前のように雇用者をオフィスに戻す気があればという話であって、パンデミックによって米国民の働き方は永遠に変わったともいわれている。今後の動きが注目の現象である。
旅行 → 徐々に変化する
すでに飛行機を使って規制をしたりバケーションに行ったりしている米国民が相当数いることを考えれば、この変化はすでに始まっているが、CDCは現時点では不必要な旅行は避けるように国民に呼びかけている。ファウチ博士は、旅行する人はワクチンを接種する人が増えるのとともに徐々に増えていくだろうと予想している。「これは白黒では語れない。オンとオフのスイッチがあるようなものではないと思う」と語っている。
レストラン内での食事 → 2021年秋
レストランの室内で安心して食事ができるようになるのは秋を待たなくてはならないだろうと考えられている。これには多くの人々がワクチンを接種し集団免疫に近い状態が達成される必要がある。マスクや制限なしでとなると、さらに先になるだろうといわれている。バーに関してはレストランよりもさらに先になるとファウチ博士は語っている。バーは人々が密集して社交する場所なので、レストランよりもリスクが高いからだ。
マスクなしでシアターに行く → 2021年半ばから末
室内の映画館、ライブパフォーマンス、ナイトクラブなどは、そのコミュニティでどれだけの割合の人がワクチンを接種し、どれだけ集団免疫に近づいているかに密接な関係がある。しばらくは、マスクや他人との距離をとることなしに生活できると考えないほうがいいし、2021年秋から末までは無理ではないかとファウチ博士は言っている。
大規模なウェイディングパーティ → 2022年
もし大規模なウェディングパーティを開きたいならば2022年まで待ったほうがいいとファウチ博士は答えている。
2021年の後半に結婚式を行いたいのであれば、野外で行ったり、招待客を減らすなどの調節が必要になるだろうと別の専門家も語っていた。
というのが、今後の米国の予想だ。どうやらまだまだマスクのお世話になりそうなので、新しいのを買い足そうかと思う。冬のマスクは暖かいのでいいのだけれど、夏のマスクはなかなか苦しい。それでも、夏ごろには野外で友人とバーベキューぐらいはできそうだということで、少なくも2020年よりは普通に近い日々がやってくる。
気になるのは、いったいいつになったら安心して飛行機にに長時間のって旅行に行けるようになるのか。これに関しては、とにかく気を付けて情報を収集し続けよう。日本に里帰りができる日が来るのを心待ちにしている。
