シリコンバレーロックダウン後日記

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

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専門家はどう暮らしているか?(規制緩和フェーズ2)

米国の感染者数はとんでもない値を連発しているが、その推移を確認する時間がないほど会社の仕事が立て込んでいる。どうやら、ヨーロッパも米国も本格的にビジネスは動いているらしい。こんな時期に忙しいのは恵まれていると思うべきなのだが、ちょっと忙しすぎる。

そんなこんなで新しいニュースを読む時間すらなく、昨日も触れた興味深いニュースの続きについて書きとめることにする。

ワシントンポストが昨日出したニュースなのだが、6人の著名な感染症や公衆衛生の専門家にアンケートをとり、彼ら自身はどうやって暮らしているのかをまとめたものだ。米国で最も信頼されている専門家であるアンソニー・ファウチ博士も回答者の一人である。

マスクの着用について、6人全員が自宅または自分の個室オフィスにいるとき以外はほぼ常にマスクをしていると答えている。散歩の時は、他の人から十分に距離が取れる環境であればマスクをしていないという回答もあった。

自宅に家族以外の誰かを入れることはあるかという質問には、米国らしく掃除業者だけは許可しているという回答が多かった。米国では自宅の掃除を業者に頼んでいるケースがとても多い。実は我が家もロックダウン前は頼んでいたのだが、ロックダウンに入った後は掃除業者の方が営業を停止してしまったので、現在は来てもらえていない。この記事を読んで、うちにも来て欲しいなあと夢想した。

食料品のパッケージを消毒するかどうかに関しては、昨日の日記に書いた通り、全員が消毒はしていなかった。しかしながら、全員が買い物のあとは必ず手を洗っていた。

レストランの利用については、ほぼ全員が店の中で食事をとらないと宣言していた。しかし店の外であれば食事をとるという者が半分以上いた。持ち帰りは全員が利用していた。

友達を招待する、または、友達に招待されるかという質問については、昨日も触れた通り、皆、できるだけ避けているが、必要に応じて屋外で会うことにしているという回答だった。自宅の裏庭であったり、公園であったり、場所は様々だ。食べていない限りはマスクをして、食べている時はお互いに十分な距離を取る。また、食べ物は基本的にシェアしない。ここで、ファウチ博士のユニークな食事会方法に注目だ。自宅の裏庭で最大二人まで会ったことがあるが、食べ物はそれぞれが用意するという一般的な方法ではなくて、注文したお店に一人分づつパックしてもらうという方法をとっていた。これであれば、料理をシェアすることなく、同じものを食べることができる。このアイデアはいただきだなと思う。

ヘアサロンについても昨日書いたが、基本的に全員がなるべく避けるか、または、リスクを最小限にする対策を立てている。つまり、彼らは不特定多数の人が長時間出入りするヘアサロンでのヘアカットはリスクが高いと考えているということだ。

運動については、ジムには行かないし、室内プールにも行かない。室外プール、ジョギング、散歩には問題ないと思っているようだった。ただし、室外プールを利用する時は更衣室は使わない方が良いという意見だった。

医者や歯医者の検診については、誰もが必要でない限り行っていないと答えた。検診やクリーニングであれば、今行く必要はないので基本的に延期しているそうだ。私も歯医者のクリーニングをすでに3ヶ月遅らせているが、やっぱりもっと遅らせることにしようと、この記事を読んで心に決めた。

学校が始まったら、子供を学校に行かせるかという質問では意見が割れていた。しかし、これもファウチ博士の答えが全てだと思う。彼の答えは、「どこに住んでいるかによる」であった。

他にも多数の質問があったが、この辺の情報が私としては非常に興味深かった。これを読むことで、今後の自分の生活がイメージできたし、何に気をつければいいのかが一層はっきりしたように思う。

ワシントンポストと、このアンケートに応えるために時間を割いてくれた専門家たちに大いに感謝したい。

 

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