シリコンバレーロックダウン後日記

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

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ワクチン・ウィルスニュース詰め合わせ

今日はいくつか話題があって、少しづつ。

最初に自分のファイザー1回目接種の副反応について情報を更新。昨日の夜は、腕を上げたりねじったりすると痛くて、夜寝転んでも腕が痛くて収まりが悪かったのだが、翌朝起きたらだいぶよくなっていた。ちなみに、一緒に接種した家人は接種当日でも私ほど痛くなかったらしい。ところで、このワクチンの副反応、女性の方が強く出るといわれている。その理由は女性の方が免疫システムが発達していることが多いからだそうだ。つまり、強い副反応は免疫システムが良い証ということで、ちょっと喜んでもいいかもしれない。

次に、ワクチンの予約状況について。少なくともシリコンバレーのあるサンタクララ郡のワクチン予約サイトは、昨日も今日も突然に予約枠が開いて、全部埋まるまでしばらく時間があった。ということで、サンタクララ郡在住の50才以上の方は、数時間に1回ぐらいのペースで https://vax.sccgov.org/home のサイトを確認するのをお勧めする。

また、薬局での接種も突然ポロッと空きが出ているのをすでに数回発見しているので、

https://www.cdph.ca.gov/Programs/CID/DCDC/Pages/COVID-19/FedRetailPharmProgVacAppt.aspx# から各薬局のサイトにアクセスして、数時間に1回みてみるのもおすすめだ。私の印象だと、Albartsonsと Walgreens は比較的空きが見つかりやすいような気がする。某ニュースの情報によると、薬局のサイトでは夜中の1時過ぎから明け方の間に新しい枠が追加されることが多いそうだ。

どちらにせよ、現在カリフォルニアでは2週間ほど前とくらべると格段に予約が取れるようになってきている。予約をとるためのポイントは、諦めずに数時間おきにめぼしいサイトをチェックすることだそうだ。

次のニュースは、ニューサムカリフォルニア州知事がなんと6月15日にカリフォルニアのビジネスをフルオープンする予定だと発表した。去年の3月から1年以上厳しい規制のなか超スロービジネス体制だったカリフォルニアだが、現在の非常に低い陽性率と劇的に早いワクチンの接種状況を受けて、とうとう規制を取っ払う決心をしたらしい。ちょっと怖い。ただし、マスク着用規制はそのまま残る。ビジネスはオープン、マスクもオン、というスローガンのもと、約2ヶ月後にはカリフォルニアはマスク着用とともに再生を目指す。すべてのビジネス、すべての学校が再オープンとなる。

ワクチンの迅速な接種拡大は州政府だけではなく連邦政府にも新しい発表を促すことになった。バイデン新政権は先日5月1日には米国の大人にワクチンの接種資格を拡大すると発表したが、本日それを前倒して4月19日とした。これは4月19日にワクチンの接種が終わるという意味ではもちろんないが、少なくとも米国在住の16才以上の大人はワクチンの接種の予約が取れるようになる(枠があればだけれど)。現在、再び米国の新規感染者数が増え始めている状況を受けての対応でもあり、まさしく、ウィルスの拡大と、ワクチンの拡大の激しいレースがピークを迎えようとしている。このまま、大波を迎えることなくウィルスを抑えることができるのかどうかは、現時点では誰にもわからない。

そんな折、学ばない人たちがイリノイ州でクラスタを発生させた。あるバーでのイベントにより、26人の客と3人のスタッフが感染、そこから二次感染として17人感染したそうだ。感染者の一人は学校と関係のある人物だったため、その学校は2週間オンラインに移行、650人の生徒が影響を受けた。また、別の感染者は老人ホームのスタッフだったため、老人ホームでも感染が広がり、3人の感染者が出たそうだ。ちなみに、この老人ホーム関係の感染者は全員ワクチンを接種する機会が与えられていたのだが、ワクチンを接種したのを拒否した人たちだったそうだ。逆を言えば、やっぱりワクチンを接種した人は感染しなかったことがわかる。このニュースによりワクチン接種の価値が高まったともいえる。

とにかくこのニュースから、このクラスタの元凶となったバーで飲んでいた人たちは、一年間のパンデミックからなにも学んでいないことがよくわかる。米国は何度も同じ間違いを繰り返す。感染の波が収まれば、ワクチンを接種していようがいなかろうが、マスクをせずに集まりわいわいと騒いで、楽しい気分とウィルスを同時にシェアし、それを家や仕事場に持って帰っては感染を広げる。そのような行動によりクラスタが起こる可能性は、この一年の経験から十分わかっているはずなのに、それでもやっぱり繰り返す。

米国に生息する学ばない人たちは、たぶん今後も永遠に学ばない。

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